NIfTI(.nii)ファイルとは?
脳の研究に参加したことがある人や、FSL、SPM、FreeSurfer を使っている人なら、.nii ファイルを目にしたことがあるはずです。その正体と、ツールボックスをインストールせずに中を見る方法を紹介します。
1 ファイルに 1 ボリューム
NIfTI(Neuroimaging Informatics Technology Initiative)は、研究用の MRI データの形式です。病院の装置が書き出す DICOM がスライスごとに 1 ファイルで患者情報を多く含むのに対し、NIfTI は 3D ボリューム全体を 1 つのファイルに収め、解析に必要な情報だけを持ちます。グリッドの大きさ、各ボクセルの大きさ、そしてグリッドが空間のどこにあるかです。
ファイル名は .nii、圧縮されていれば .nii.gz で終わります。時間ごと(fMRI)や方向ごと(拡散強調画像)に一連のボリュームを持つファイルもあり、これを 4D ファイルと呼びます。
NIfTI-1 と NIfTI-2
一般的なのは NIfTI-1 です。NIfTI-2 は同じ項目をより大きな数値で持ち、非常に大きな画像に使われます。どちらも固定長のヘッダーで始まるので、プログラムは先頭のバイトで区別できます。
中を見る
ファイルを OsonKit にドロップします。ヘッダーと最初のボリュームをブラウザで読み込み、横断・冠状断・矢状断の 3 断面を、放射線科医が見るのと同じ向き(患者の右側が画面の左側)で表示します。
- 断面 ボタンで断面を切り替えます。それぞれ中央のスライスで開きます。
- スライスをスクロールし、ドラッグでコントラストを変え、Ctrl + ホイールでズームします。
- ボリューム のタグに、グリッドの大きさ、ボクセルの大きさ、データ型、向きが表示されます。
大きなファイルでも問題ありません。数 GB の圧縮ファイルでも、読み込むのは最初のボリュームだけです。4D ファイルで表示されるのも、この最初のボリュームです。
どこで開くかが大切な理由
研究データには、同意書やデータ利用契約がついてきます。どこかのサイトへのアップロードが許されることはまずありません。ブラウザで動くビューアーなら、データをパソコンの外に出さずに、正しい被験者か、向きは合っているか、壊れていないかを確認できます。
.hdr/.img のペア、4D ファイルのボリューム間の移動、画像上の左右の表示。